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「リネージュII」関連のウイルス配布サイト運営者2名不正アクセス禁止法違反で逮捕,利用者も処分(リネージュII~セカンドスローン フレヤ)


 エヌ・シー・ジャパンは本日(11月24日),神奈川県警がMMORPG「リネージュII」において,フィッシングサイトを使ってウイルスを配布し,アカウント情報を不正に入手,RMTによって利益を上げていた容疑者,西村 優および田中歌織の両名を不正アクセス禁止法違反で逮捕したことを発表した。



 今回の事件は,リネージュIIの公式素材などを利用したRMT&BOT配布サイトからウイルス入りのプログラムを配布したというもの。容疑者は,BOT使用者のIDとパスワードを使ってゲームにログインし,被害者のキャラクターが所有するアイテムなどを盗んで,RMTサイトに流し,これによって約100万円を不正に入手していた。



 サイト自体の閲覧で動作するウイルス(の類)を組み込んだのではなく,BOT系の不正ツールのダウンロードリンクで動作するウイルスを仕込み,アカウント情報を盗むという手法だ。まあ,不正ツールをダウンロードしない限りは盗まれないので,被害者は自業自得と言えなくもない。発表では「フィッシングサイト」という表記がなされているものの,とくに公式サイトを装ったものではなく,単に「公式サイトの画像を無断転用したRMTサイト」とのことなので,間違ってダウンロードすることもあるまい。



 念のために確認したところ,不正ツールの使用が確認されたということで,アカウントを盗用された被害者(?)については規約違反が明確なのでアカウント削除,アイテムなどの購入が判明した利用者についても同様の対応が行われる模様。

 なお,今回の一件とは関係ないのだが,エヌ・シー・ジャパンは,今後リネージュIIでワンタイムパスワードの導入を行う予定とのことで,アカウント情報についてはより強固なセキュリティが施される予定だ。



21:00修正

 ワンタイムパスワードは,リネージュII単体ではなく,plaync全体にかかるものの導入が検討されているとのこと。




 BOTツールなどの多くにマルウェアが仕込まれているというのは,半ば常識であり,不正ツールの利用には多大なリスクが伴う。くれぐれも怪しいツールには手を出さないように心がけてほしい。




「リネージュII~セカンドスローン フレヤ」公式サイト






「エヌ・シー・ジャパン」の提供するサービスに対する

不正アクセスの容疑者逮捕のニュースについてのご報告




本日、2010年11月24日に神奈川県警川崎署は、かねてより私どもエヌ・シー・ジャパン株式会社(以下、弊社)のサービスに対する不正アクセスを行っていた容疑者2名を不正アクセス禁止法違反の疑いで逮捕したことを発表しました。

弊社は本件に関し、これを事実と認め、現在のオンラインゲーム業界で大きな問題となっている犯罪行為や利用規約違反行為に対する弊社の活動に関してご報告させていただきます。



今回の事件は、容疑者 西村 優および田中 歌織の2名は弊社がサービスしているオンラインRPG「リネージュ2」の著作物を、無断で使用したフィッシングサイトを開設し、「BOT」と呼ばれる不正なプログラムツールを配布しておりました。

プレイヤーがこのプログラムツールをダウンロードすることで、コンピュータウイルスに感染し、ゲームで使用しているアカウントとパスワードが自動的に送信される仕組みとなっており、さらに2名はこのアカウントとパスワードを利用して他のプレイヤーのアカウントを乗っ取り、奪ったゲーム内アイテムやゲーム内通貨を「リアル・マネー・トレード」(RMT)で売却して不正な利益を得ていたとのことです。



弊社は神奈川県警と連携し、今回の捜査に全面的に協力いたしました。西村 優と田中 歌織の2名は虚偽の個人情報を登録をしておりましたが、弊社が調査・提供した情報と警察当局の捜査によってその行動の一部始終と所在地についても割り出すことができました。

現在弊社は西村 優と田中 歌織の2名と取り引きがあったアカウント、またこのフィッシングサイトからダウンロードした「BOT」を使用したアカウントについてもSafety Protection Teamをはじめとした社内の関係部署にて調査を続けており、今後も当局の要請に応じて捜査協力を続けていく所存です。



これまでも繰り返しお伝えしてきましたように、不正なプログラムの利用やRMTの利用は皆様のアカウントを危険な状態にするだけでなく、このような犯罪に加担することにもなってしまいかねません。また万一犯罪に係わってしまった場合は、当局による調査の対象になる可能性もあります。

決して不正行為やRMTに係わることがありませんよう、重ねて強く警告をいたします。



また、弊社としましても、RMTやBOTなどの不正アクセス被害や不正ツール使用を誘発する可能性のある一連のゲーム利用規定違反行為に対し、これまでSafety Protection Teamの導入やお客様への啓蒙活動など、あらゆる手段・方法で対処しておりますが、今後もさらに活動を強化し、引き続き警察と連携しながら、違法行為撲滅に積極的に取り組んでまいります。





# by Lineage2sonic | 2012-02-17 17:53 | Lineage2

「リネージュII」大規模アップデート「セカンドスローン 希望のグレシア」テストプレイレポート:バイタリティシステムや戦闘システムの仕様変更などをチェック(リネージュII~セカンドスローンプラス)







 MMORPG「リネージュII ~The Chaotic Throne~」では,プレイヤー待望の大規模アップデート「セカンドスローン 希望のグレシア」(以下,セカンドスローン)が,7月22日に実装される。公式サイト内特設ページや4Gamerでもお伝えしているように,今回の大規模アップデートでは,新たなダンジョンの追加を含む狩り場のバランス調整や,新スキル/アイテムの導入,取得経験値が最大で「通常の3倍」になるバイタリティシステムの実装など,さまざまな新要素が用意されている。また,多岐にわたって変更されるアイテム関連の情報や,戦闘システムに関する仕様変更も見逃せない要素だ。



 より詳細な情報については,従来どおりアップデート実施後に,公式サイト内「大規模アップデート情報」ページで紹介されるが,本稿ではおさらいの意味を込めて,これまで発表されたアップデート情報をまとめつつ,エヌ・シー・ジャパンのテストサーバーで確認できた内容を織り交ぜてお伝えしていこう。













ユニークなインスタントゾーンの追加や


既存狩り場のバランス調整など




 セカンドスローンにおける狩り場の追加/変更点は,特設ページや4Gamerでお伝えしているとおり,下記のようになっている。





・インスタントゾーン3種の追加








 個人やパーティ単位で占有できるインスタントゾーン,「カマロカ」「ニア カマロカ」「リム カマロカ」が登場する。同一キャラクターでの入場は1日1回となっており,最大プレイ時間も30分とやや物足りないが,少人数でも気軽に狩りができることと,レベル帯ごとに狩り場が用意されていることを考えると,利用機会はそれなりに多そうだ。

 なお,「ニア カマロカ」はネットカフェポイントを消費して楽しむコンテンツで,「リム カマロカ」は公認ネットカフェ専用のコンテンツとなっている。ネットカフェは一切利用しないという人は,「カマロカ」にしか挑戦できないので,その点は注意してほしい。





※リム カマロカの維持時間は、戦闘時間20 分、報賞の受け取り時間10 分の合計で30 分です










 テストサーバー上で,レベル68~78対象のカマロカ(ルウン城の村から移動可能)の様子を覗いてみたところ,なにやらボスっぽいモンスターに遭遇。ある程度そいつに攻撃し,HPの減りをチェックした限りでは,「少人数パーティで倒せるレイドモンスター」という印象を受けた。カマロカだけでなく,今回実装されるインスタントゾーンには,それぞれユニークな仕掛けが用意されているとのこと。機会があったらぜひ挑戦してみよう。












・クルマの塔のリニューアル



 かつては,二次転職を済ませたキャラクター達の定番狩り場だった「クルマの塔」だが,現在ではより経験値効率のいい狩り場が存在することもあって,やや寂れ気味だった。そんな「クルマの塔」も,セカンドスローンの導入によって大きくリニューアルされる。

 従来のクルマの塔は,どんなキャラクターでも狩りが楽しめる一般的なダンジョンだったが,アップデート後はレベル55以下のキャラクターしか進入できなくなる。また,上層へ進むための経路やモンスターの配置が変更されるほか,モンスターから得られる報酬も増加するとのこと。テストサーバーでは確認できなかったが,討伐すると補助魔法をくれるモンスターも登場するようで,全体的に「プレイヤーに優しい」バランシングになるということだろうか。対象レベルに当てはまるキャラクターを持つ人は,セカンドスローン実装後に,クルマの塔がどう変化したのか確認してほしい。












・既存フィールドのリニューアル



 セカンドスローンでは,「バルカ シレノス駐屯地」「無法者の森」「野獣の庭園」において,近接攻撃クラスの狩り効率が向上するというリニューアルも行われる。具体的にどう変化するのかは,特設ページやリリースを見ても判断できないが,テストサーバーで確認したところ,上記フィールドのモンスターに「弱点:近距離物理攻撃」が設定されていた。リネージュIIにおける「弱点」システムを考えると,そういったモンスターへの近距離物理攻撃ダメージは目に見えて増加するものと思われる。中~高レベルの近距離物理攻撃クラスを育てている人は,セカンドスローン後,ぜひこれらの狩り場を活用しよう。













・ヘルバウンド入場ルールの変更








 リネージュIIにおいて最も手強いエリアといえる「ヘルバウンド」において,入場ルールが緩和されることも見逃せない。具体的には,ヘルバウンドに入場したキャラクターが一人でもサーバーに存在する場合,クエスト「灼熱の鉄板に飛び込め!」をクリアしなくても,クエスト「ヘルバウンドへの道」をクリアするだけで入場できるようになるのだ。

 ヘルバウンドに行く機会があるのは,レベル80前後のキャラクターということで,初心者~中級者にはしばらく関係のない話だが,一応覚えておくといいだろう。





非コアプレイヤーに朗報! 最大“通常の3倍”の


経験値が得られるバイタリティシステム









 セカンドスローン最大のトピックの一つである「バイタリティシステム」は,一定条件を満たすことで,モンスターを倒した際にボーナスが付与され,最大で“通常の3倍”の経験値が得られるというシステムだ。具体的には,右の画像にある条件を満たすことでバイタリティシステムのレベル(ゲージ)が上がり,そのレベルに応じて取得経験値にボーナスが付くという仕組みだ。なおバイタリティレベルは,モンスターを倒して経験値を得た回数に応じて段階的に低下する。



 これは,「ロード・オブ・ザ・リングス・オンライン アングマールの影」や「Age of Conan: Hyborian Adventures」といった洋物MMORPGではおなじみの,比較的一般的なシステムだ。しかし本作の場合,モンスターの強さを問わず経験値を得た回数でボーナスが低下したり,ボス/レイドモンスターを討伐することでバイタリティレベルが上がったりと,若干クセのある仕様になっている。純粋に,あまりゲームに時間が割けない初心者~中級者のためのものではなく,(例えば日常的にレイドボスハントをこなせる)コアプレイヤーにとってもメリットのあるシステムだと言えよう。















 なお,このバイタリティシステムを利用すると,具体的にどれくらいの経験値が得られて,どれくらいのペースでバイタリティレベルが下がるのかを,テストサーバーで簡単に調べてみた。

 検証に用いたキャラクターは,バイタリティレベルがMax(つまり300%ボーナス)のレベル80タイタン(ただし,バイタリティレベルが完全にMaxなのかどうかは判断できなかった)。これを信託の島に連れて行き,しばらくソロ狩りをしてみた。

 バイタリティレベル4(300%ボーナス)での獲得経験値/SPは,ナイアスを倒した場合で37458/4149。ソネラティアを倒した場合で44175/4830。ちなみにこの状態で,オーバーヒットを用いてソネラティアを倒した場合には,55218/4830もの経験値とSPが得られた。



 上記キャラクターは経験値が0.03%の状況から狩りをスタートしていたのだが,0.11まで経験値が貯まったときに,バイタリティレベルが1段階ダウン。経験値ボーナス250%での取得経験値/SPは,ナイアスを倒した場合で31215/3457。ソネラティアを倒した場合で36812/4025となった。

 そして,そのまま狩りを続けていると,経験値が0.24%まで貯まったときにバイタリティレベルがさらにダウン。経験値ボーナス200%での取得経験値/SPは,ナイアスを倒した場合で24972/2766。ソネラティアを倒した場合で29450/3220となった。











 ソロ狩りのレベリング効率は,クラスや狩り場,戦い方によってかなり上下してしまうため,あえてこのような形で検証してみたのだが,イメージは掴めただろうか。今回はレベル80のキャラクターを用いたので,初心者~中級者にとっては想像しづらいかもしれないが,取得経験値の高いモンスターを,できる限りオーバーヒットで倒していくという流れを守ってバイタリティゲージを活用すれば,セカンドスローン以前では考えられないほどの効率で,(長時間持続するわけではないが)経験値/SPが稼げるのは間違いない。

 仕事や学業をそれなりに真面目にこなしていると,毎日1時間の狩りさえ難しいというのが現実だろう(週末だって,ゲーム以外にもやるべきことは山ほどあるわけで……)。そういうプレイヤーにとって,バイタリティシステムは明らかに福音といえるものだ。限られたプレイ時間を有効に使い,今まで以上に「キャラクターを成長させる楽しみ」を味わってほしい。





店売りアイテムや名品館のラインナップが変化


リーズナブルな「量産兵器」も実装




 セカンドスローンの実装により,アイテム関連の仕様が大きく変化することになる。同アップデートで追加/変更される,アイテム関連の情報は,大別すると下記のようになっている。





・店売りアイテムのラインナップ/価格が変化








 セカンドスローンでは,商店で売られているすべての武器,防具,アクセサリーの販売価格が値下げされる。また,各商店のラインナップにCグレード最上位武器までが追加されるほか,能力強化(エンチャント,オプション,精錬)が制限された廉価版アイテム,「量産兵器」も販売されるようになる。



 テストサーバーの「ギラン城の村」で確認したところ,Cグレード最上位武器(エミナースボウなど)の販売価格は518万4850アデナ,フィスト ブレード級武器が363万4730アデナ,エレメンタル ボウ級が243万670アデナ,ダーク エルヴン ダガー級が193万9190アデナ,そしてDグレード最上位のエルヴン ロング ソードが152万5700アデナとなっていた。ちなみにアクセサリーは,封印のネックレスが47万7840アデナ,ナッセンのイアリングが35万8380アデナ,封印のリングが23万8920アデナであった。











 他方の量産兵器は,上述したようにエンチャントやオプション付与,精錬などで強化することはできないが,非常に安価なアイテムだ。例えば量産兵器:エミナース ボウが30万7340アデナ,量産兵器:エルヴン ロング ソードが7万2138アデナ,量産兵器:デーモン チューニックで3万4320アデナ,量産兵器:封印のネックレスが2万8270アデナといった具合である。

 もうCグレードアイテムを装備する機会がない,あるいはオーバーエンチャント品やオプション付きのもの以外は興味がないというコアプレイヤーにとっては,あまり興味のない話かもしれないが,初心者~中級者や,サブキャラ/サブクラスの装備を安く揃えたいという人にとっては,実にありがたい仕様変更といえよう。一般的なMMORPGと比べ,ゲーム内での金策が若干難しい印象のあるリネージュIIだが,セカンドスローンが導入されれば,そういった問題も多少は解決されるのかもしれない。

 併せて,ギラン城の村にある名品館において,Bグレード下位の装備が販売されるようになったほか,マモンの鍛冶屋を通じて,Bグレード下位の装備を別の装備に交換できるようになる点も見逃せない。それらを総合して考えると,CグレードおよびBグレード下位装備のオーバーエンチャント品が多く出回るようになり,それらに関連する個人商店での相場も変化しそうだが……,セカンドスローン実装後の市場の動きに注目したいところだ。













・アイテム製作で「当たり」が出るようになる?








 アルティザン/ウォースミス/マエストロといったクラスでアイテム製作をすると,一定確率でアイテムが複数製作できたり,「混沌の」アイテムが製作できたりするようになる。テストサーバー上でチャレンジしてみたのだが,数十回程度の試行では,そういった「当たり」は発生しなかった。

 なお「混沌の」アイテムは,マモンの鍛冶屋を通じて研磨をすると「高級型」アイテムに変化するという。高級型アイテムは,アイテム名が黄色で表示されるだけでなく,オプションや精錬効果とは別に,特殊な効果が付与されるアイテムだ。高級型を入手するために武具の製作を繰り返す人が増えれば,素材アイテムの買い取り価格や一般武具の個人取り引き価格も若干変化しそうだが……。これに関しても,本サーバーでの動向を見守りたいところである。





・アクセサリーも「精錬」可能に








 従来では武器にしか対応していなかったアイテム強化システム「精錬」が,セカンドスローン後はアクセサリーにも適用される。モンスターを倒した際にドロップする「生命の石」を,鍛冶屋を通じて「アクセサリー用生命の石」に交換してもらえるようになるのだ。





・新種のハーブが登場&効果持続時間の延長








 リネージュIIでは,特定のフィールドのモンスターを倒すと「ハーブ」というアイテムをドロップする。これは,拾った瞬間に効果が発動するインスタントアイテムで,HPやMPを回復したり,補助魔法効果が得られたりするものだ。

 セカンドスローンでは,「生命力吸収ハーブ」(ヴァンパイアリック レイジの効果)や「クリティカルのハーブ:威力」(デスウィスパーの効果)など,新たなハーブが登場するほか,ハーブによる補助魔法効果の持続時間が,従来の2分から5分に延長される。ソロプレイヤーにとっては朗報だろう。

 そのほか,ペット用のアクセサリーが実装されたり,レイドボスモンスター/通常のモンスターのドロップ内容が変化したり,防具に適用される属性値が従来の約2倍になったりと,アイテム関連の追加/変更要素は数多い。詳しくは,7月22日以降の公式サイト内大規模アップデート情報ページで確認してほしい。







遠距離攻撃クラスの戦い方が変わる?


弓/魔法ダメージの変化について









 セカンドスローンには,あまり派手ではないが,ゲーム世界に与える影響が大きいアップデート内容がいくつか含まれている。その中でもとくに注目したいのが,戦闘システム周りの仕様変更についてだ。

 まずは弓の与ダメージに関してだが,攻撃者とターゲットとの距離により,与えられるダメージが変化するようになる。テストサーバーでは,レベル85のムーンライト センティネルにドラコニック ボウ(ソウルショットも装填)を持たせ,自己補助魔法をした状態で,アデン城の村にいるNPC「オリンピアード運営者」を,複数の距離から攻撃してみた。

 最も遠くから攻撃した場合,通常ダメージは434~500程度(クリティカルヒットが出た場合はその2倍程度)だった。そしてほぼ密着した状態で攻撃した場合,通常ダメージは352~381程度。ちなみにちょうど中間距離あたりから攻撃した場合は,やはりその中間くらいの与ダメージが確認できた。

 以上のことから,弓で攻撃する場合には,ターゲットとの距離を可能な限り広げるのが得策であるといえるだろう。相手の機動力を封じる状態異常攻撃や魔法の重要性も,それに伴って高くなりそうだ。

 なお,セカンドスローン実装前のサーバーで,同じ条件によるテストが行えなかったため,実装前と実装後で,弓の与ダメージ自体が具体的にどう変化したのかは確認できなかった(そのため,事実上の上方修正なのか,下方修正なのかは安易に判断できない)。弓職を使っている人は,セカンドスローン実装前/実装後のダメージの変化を比べてみてほしい。ついでに,「こちら」のオーソリティ部門にエントリーできれば,オプション付きSグレード武器を入手するチャンスも得られて,いろいろと面白いかもしれない(締め切りが厳しいが……)。








 一方,魔法攻撃に関しては,与えるダメージが最小値~最大値の間からランダムで適用されるようになる。従来の魔法による通常ダメージは,ターゲットが同じであれば数値は一定だったわけだが,今後は弓による攻撃と同様,与えるダメージに幅ができるのだ。さらに,与えるダメージの幅は,装備している武器のタイプにより変化するというのだから,攻撃魔法の使い手にとっては大問題である。

 テストサーバーでは,レベル55のスペルハウラーに,ソード オブ ヴァルハラ(片手剣),ヘルナイフ(短剣),精霊のスタッフ(両手鈍器)をそれぞれ装備させ,スピリットショットを込めた状態で,ギラン城の村のNPC タウリンに,レベル8ハリケーンを撃ってテストしてみた。ちなみに,各武器の魔法力は122で,レベル3エンパワーの効果がある魔力強化ジュースを飲んだ状態での魔法攻撃である。

 ソード オブ ヴァルハラ(片手剣)での魔法攻撃では,420~513程度のダメージが確認できた。ヘルナイフ(短剣)での魔法攻撃ダメージは,448~489程度。精霊のスタッフ(両手鈍器)での魔法攻撃ダメージは,380~537程度だった。

 弓によるダメージと同様,各武器で数十回ずつの試行であるため,サンプリングの精度は高いとはいえないものの,短剣ではダメージの幅が狭く,両手鈍器では幅が広がっていることが見て取れるだろう(片手剣はその中間程度だ)。

 これらを考慮すると,とにかく最大ダメージを叩き出したいなら両手鈍器を装備するのがベターだが,その場合,盾が装備できなかったり,ダメージが安定しなかったりといったデメリットがある。他方短剣の場合,与ダメージは安定しているが,最大火力は若干心許ない,といった感じだろうか。

 なお,魔法攻撃に関しては,魔法クリティカルの発生率が大幅に引き上げられるが,その際の最大ダメージが,従来の4倍から3倍に引き下げられている。さらに魔法クリティカルの発生率は,最大でも20%を超えないように調整されている。攻撃魔法の使い手は,これらを踏まえたうえで,装備すべき武器をアレコレと悩むことになりそうだ。





正式サービス開始から4年以上経ち


今なお変化し続けるリネージュIIに注目









 今回のレポート記事はこれにて終了だが,セカンドスローンがもたらす変化は多岐にわたる。新スキルの追加や仕様変更などは多くのプレイヤーに関わる要素なので,特設ページの「こちら」を事前にチェックしておくことをオススメする。

 またコアプレイヤーにとっては,個人名声値の追加/血盟名声値の仕様変更も気になるところだろう。特設ページの「こちら」をチェックし,セカンドスローン実装後の闘争に備えておこう。



 初心者~中級者においては,レベル62のキャラクターまで「冒険家NPC」の補助魔法が受けられるようになったり,ゲートキーパーを通じたテレポート移動がレベル40以下のキャラクターなら無料になったりと,これまた大きな変化がある。

 バイタリティシステムや,量産兵器の実装もあり,リネージュIIは非常に遊びやすくなったという印象が強い。本作に興味を持っている人は,「こちら」の記事内にある無料プレイシリアルナンバー(2008年7月25日まで)や,公式サイトから取得できる無料体験アカウントを使うなどして,セカンドスローン以前/以降のリネージュIIを遊び比べてみるといいだろう。









# by Lineage2sonic | 2012-02-16 17:33 | Lineage2

「リネージュII」次期大型アップデートは4月! 2009年の2大ニュースが早くも発表された「エヌ・シー・ジャパンが行く! in 東京」レポート(リネージュII~セカンドスローンプラス)










 12月23日,「リネージュII ~The Chaotic Throne~」のオフラインイベント「エヌ・シー・ジャパンが行く! ~日本縦断ユーザーカンファレンス 2008~」の第6弾が,東京・品川インターシティホールで開催された。



 7月に行われた福岡大会を皮切りに,2008年下半期の間,全国各地で開催された本イベントも,今回で終わり。東京大会では,一連の流れを締めくくるかのように,リネージュII次期アップデートの概要,および注目が集まっている新作MMORPG「Aion: The Tower of Eternity」の日本展開予定などが,来場した620人のリネージュファンの前で公開された。







飛空艇と新インスタンスダンジョンが核となる「グレシア大陸」とは? 「セカンドスローン アルティメット 天空の覇者」アップデート





リネージュIIサービスチーム長瀬健裕氏




 最初の目玉となったのは,2009年4月7日実装予定の次期大型アップデート「セカンドスローン アルティメット 天空の覇者」の発表だ。最新プロモーションムービーの上映後,ステージに登場したリネージュIIサービスチームの長瀬健裕氏は,次回アップデートが「究極の名にふさわしい」「何もかもが新しくなる」とし,リネージュII史上最大規模のものになると力強く宣言した。その核として挙げられた要素は以下のとおり。



・開発当初から企画されていた飛空艇の実装

・プレイヤーが羽根を持つ姿に変身し,空中戦が可能になる

・第3のドラゴン「風竜リンドビオル」の登場

・従来の攻城戦と異なる「領地戦」の実装

















 この場では,領地戦以外の要素について,開発コーディネーターのシン・ミンス氏から順次概要が紹介されていった。まずスクリーンに映し出されたのは,アップデートの要素をすべて含んでいるというイメージイラスト(下参照)だ。左上には飛空艇が配置され,その下にはプレイヤーキャラクターやモンスターが描かれているが,特徴的なのはいずれも翼を持っていることだ。下に広がっている新マップのグレシア大陸は,封印された状態となっており,進入方法は飛空艇のみになっているという。




このイラストは,次期アップデートのすべての要素を含んでいるという






 また,グレシア大陸には二つのインスタンスダンジョンが登場する。その一つ「不滅の種」は,まずプレイヤーがモンスターを駆逐することで占拠可能。占拠後は,逆に攻めてくるモンスターからダンジョンを防衛することになるという。もう一方の「破滅の種」は,竜族によって支配されているダンジョンで,周期により攻撃と防御が入れ替わるシステムを採用しているとのことである。




不滅の種。生物のようなダンジョンの内部








左:飛空挺の横に突き出したゼンマイの芽のようなものが破滅の種。 右:内部のモンスターはすべて竜族だ












 さらに上記二つのダンジョンがどういった状態であるのかにより,グレシア大陸のモンスターやボスが変更される試みや,レイドボス初の空中戦の話,「古の空中戦場」「風竜リンドビオル」のイラストが順次公開された。これらの要素が具体的にどう絡み合ってプレイヤーの前に立ち塞がるのか,非常に関心が高まるところだが,詳細については「まだ秘密」とのこと。ミンス氏は,このアップデートは過去最大最高のものだが,そのあともリネージュIIを大きく発展させていく思いも込めているとコメントして発表を終えた。












日本からの熱い要望が企画に結実! 「クリエイティブ コミュニケーション」総集編









 ミンス氏が来場者の質問や要望に答えてきた恒例の「クリエイティブ コミュニケーション」は,総集編としてこれまでに寄せられた意見の統計などが発表された。

 集計された意見で,全体の70%を占めたのは「コンテンツ開発関連」で,システム仕様やスキルバランス,狩り場など,ゲームの根幹部分に対する関心が高いことが窺えた。また22%を占める「サービス関連」では,付加サービスに対する関心が最も高い。そのほかの意見としては,「アデナください」「私はザケンです」といったネタ的な内容が順次紹介されたが,極めつけとなったのはミンス氏に対する「あんた誰だ?」というもの。ミンス氏も,これを見たときには絶句したことだろう。



 また,こうした意見が実際に開発陣に伝えられた結果,どうなっているかの経過報告も行われた。インスタンスダンジョンについての意見に対しては,データ的に見ても非常に人気の高いコンテンツであることを踏まえ,各レベル帯に合わせてクリアするまで楽しめるようなものを用意したいとのこと。

 イベントについては,現在行われている「捕らわれのクリスマス?!」を皮切りに,日本が世界初出となるようなものを増やしていくことが宣言され,開発中のキャラクターも公開された。なお,次回はバレンタインイベントあたりを予定しているそうだ。




左は,メッセンジャーとだけ言及された謎のイラスト 右は,今後出てくる新装備の例。これにマントがつくという







 人気の高い戦争については,従来の攻城戦と次回アップデートで実装される領地戦の,さらに上位段階としてサーバー間戦争の企画が進行中であることが明らかになった。なお領地戦は,城をベースにした領地全体のプレイヤーが名前やレベルなどを隠して戦うというコンテンツ。攻城戦とは異なり,レベル40以上のキャラクターなら参加可能で,先行して実装した韓国でも大変盛り上がっているとのことだ。サーバ間戦争は,領地戦を拡大したような内容を予定しているという。




日本をイメージしたイラスト







 加えて,すべてのキャラクターモデルを,あとから実装されたカマエル並みのクオリティにすることをはじめ,メガネの追加,新しい髪型/スタイル,可愛いアガシオン/ペット,オークション機能,酒場などのコミュニティスペース,結婚システムなどの企画/開発が進行しているとも発表された。最後にミンス氏は,プレイヤーそれぞれが歴史の主人公であるかのような,体が震えるような感動を与える物語としてリネージュIIを提供していきたいとコメントした。




多種追加されるという可愛い系ペットやアガシオン







12英雄が参戦! 「エヌ・シー・ジャパンからの挑戦状」拡大版ほか来場者参加イベントも盛りだくさん




 それでは来場者が実際に参加したイベントをレポートしていこう。まずは来場者が全員参加できた「アデン大陸リプレイクイズ」。これまでは,リネージュIIのスクリーンショットをもとに問題が出題されていたのだが,今回は動画である。上映された動画の中から内容の一部を問う形式で,各イベントの合間に全3問が出題された。文章では表現が難しいのだが,いずれも思わせぶりな引っ掛けが多く,1問目はスキルのエフェクトとモーションからキャラクターのクラスを判別するもの,2問目は特定のオブジェクトの数を,3問目は特定のキャラクターが最初に取った行動を四つの選択肢の中から答えるものだった。

 意地悪ではあったものの,問題数が少なかったため,当てずっぽうで答えて全問正解できた運のいい人もいたかもしれない。








 「ネットカフェ最強決定戦」は,東京ブロックおよび関東近郊ブロックの公認ネットカフェ代表として予選を勝ち抜いて来た計10チームが,コロシアムでバトルロイヤルを繰り広げるというもの。制限時間は30分だが,開始10分以降,5分ごとに行動可能なフィールドが狭くなっていく。

 どこかのチームに攻撃を仕掛けると,別のチームに攻撃されるといった展開で,序盤は慎重な動きが見られた。しかしフィールドが狭くなるにしたがい,有利となったのは背後を取られないよう正方形の角に上手く陣取ったチーム。開始20分後,行動範囲が最も狭くなると攻撃/回復スキルの応酬で画面はエフェクトだらけ,何がなんだか分からなくなったものの,最終的に兎チームのエアーズカフェ大宮店が勝負を制した。











 最後のイベントとなる「エヌ・シー・ジャパンからの挑戦状」は,これまでに開催されたものより規模の大きな拡大版。「黄昏」「黎明」の2軍とNCJ軍の戦いだった従来の対戦から,今回は1軍増え,全4軍での攻防となる。

 迎え討つエヌ・シー・ジャパン(NCJ)軍は,これまでの連敗を踏まえ,リネージュIIのサーバー名ともなっている12人の英雄キャラクターを用意して迎え撃った。

 来場者側はアデン軍/エルモア軍/グレシア軍となり,1軍あたり27名の計81名でアデン城に攻め入る。3軍は一時的に共闘状態となっているが,いずれかの軍が城を支配した時点で解除され,互いに敵同士となる。
















 開戦後,3軍は城門を破壊し内部に進入。城内は事前の「トラップが多い」という予告どおり,大量の弓兵が待ち受けていたり,左右の通路にはそれぞれ「バイウム」と「スカーレット ヴァン ハリシャ」が配置されていたりするなど,軍単位で行動しないと先に進むのは困難な状態となっていた。それでもエルモア軍とアデン軍がハリシャを,遅れてグレシア軍がバイウムを討伐。以降は,3軍がドッと刻印部屋に押し寄せるという流れになるかと思われたが,NCJ軍の健闘もあってか予想以上に戦力が分散し,進行は遅延気味となる。途中,エルモア軍の一人が魔剣「アカマナフ」を入手するも,ほとんど活躍の機会がないまま消失という顛末もあった。












当日の司会を務めた伊藤えみさん




 それでも開戦30分後からアデン軍が奮闘し,残り時間約20分というところで刻印に成功する。そのあとは1対3という劣勢,不具合発生に伴う時間延長で却ってピンチに陥るなど,きわめて不利な状況となったものの,NCJ軍/エルモア軍/グレシア軍相互の消耗戦に助けられ,アデン軍が見事勝利を収めた。



 さて,攻城戦のあとはいよいよフィナーレとなるかと思いきや,冒頭で書いたとおり,新作MMORPG「AION」に関する発表があった。とはいえ,日本語のキャッチコピーが入ったムービーの初公開と,その最後に「2009年夏 日本上陸」とあっただけで,それ以上の情報は,今後の発表を待たなければならない。周知のとおり,AIONは2008年秋のサービス開始以降,韓国では同時接続者数20万人以上を記録した大ヒット作である。当然,日本のMMORPGプレイヤーからの注目が集まり,また期待も高まっているのだが,それだけにエヌ・シー・ジャパンも慎重になり,余裕をもって展開しようという意向があるようだ。なにはともあれ,まずは具体的なスケジュールが決定している4月のリネージュII大型アップデートを待ちながら,今後のAIONの展開と2009年のオフラインイベントに期待したい。









# by Lineage2sonic | 2012-02-16 17:32 | Lineage2

「リネージュII」次期大型アップデート“Freya The 2nd Throne”を発表。サーバー間戦争やスペシャルスキルの実装も示唆(リネージュII~セカンドスローンプラス)







 12月26日と27日の2日間,エヌ・シー・ジャパンが運営するタイトルを集めてのオフラインイベント「エヌ・シー・ジャパンが行く! 2009年ユーザー感謝祭」が東京・品川にて開催された。「リネージュ ~Eternal Life~」「リネージュII セカンドスローン」「The Tower of AION」の3タイトルに関しては,会場のメインホールを使ったイベントが行われ,両日程ともに大いに盛り上がった。



 本稿では,26日のリネージュIIトークセッションにて明らかになった新情報を一挙に紹介していきたい。これらの情報の多くは,現時点では本国でも発表されておらず,全リネージュIIプレイヤーにとって必見といってよい内容だ。画面写真の1枚1枚,隅々までじっくりとご覧あれ。




トークセッションのステージ壇上に上がったのは,同作の日本プロデューサー 長瀬健裕氏と,開発コーディネイター 申敏秀(シン・ミンス)氏の両名。トーク中の独特の間が妙に面白いコンビだ









次期大型アップデート「Freya The 2nd Throne」









 今回のトークセッションにて,「Freya The 2nd Throne」(以下,フレヤ)が現在開発中であることが明らかになった。これは,2009年4月実装の「セカンドスローン アルティメット 天空の覇者」以来となる大型アップデート。実装時期は今のところ「2010年の上半期」を予定している。



 現在の開発チームはフレヤとは別に,“3rd Throne”の開発作業も進めている。しかし,これはあまりにも規模が大きすぎるため,実装されるのはだいぶ先になってしまう予定。それまでの間ユーザーを待たせるよりは,もう少し小さなアップデートを早い段階で導入したいという考えが根底にあるようだ。



 従来の大型アップデートの発表時は,特設サイトを同時オープンするのが通例であった。しかし今回はそれが行われておらず,このオフラインイベントに合わせて,プレゼン用資料を急遽作成したのだそうだ。それでは早速,フレヤで導入される各要素を紹介していこう。





【1】新しい狩り場の追加・既存の狩り場の修正






 ハイレベル向けに新しいダンジョンエリアが二つ導入される。一つはアップデート名にもなっている「アイスクイーン フレヤ」で,フレヤは最高難度のボスモンスターとして登場する。もう一つは「グラシア 消滅の種」。これまでの“不滅,破滅”に続く,新たなグラシアのダンジョンだ。



 既存の狩り場エリアに関しても,一部リニューアルが予定されている。エリアにさまざまな仕掛けが盛り込まれ,突発的なイベントなども発生する模様。キャンプが単調な作業の繰り返しだけになりにくくなるとのことだ。

 具体的なエリア名までは明らかにされなかったが,レイドボスをインスタンスエリアへと移し,確実に挑戦できるようにする方向で調整中とのこと。話を聞く限り,方向性としては10月に行われた「セカンドスローン Plus 祝福されし力」と似ているのかもしれない。













【2】新アイテムの実装

 これはグラフィックスのみの公開で,名前や性能そしてグレードなどは一切不明。武器・装備それぞれで3種類の追加を予定しているという。本作では,アイテムの性能に比例して見た目がゴージャスになる傾向があるが,スライドを見る限りかなり派手だ。

















【3】クラスバランスのリニューアル






 クラスバランスは,かなり繊細な問題なので,このような会場で発表をした場合,その直後にプレイヤーのクラス人口に大きな影響を与えることもあるという。

 現在予定されているのは,以下の四点だが,今後の開発作業を経て変更される可能性もあるので,勢い余ってキャラを削除したりしないように。




  • 「召還獣のペナルティ減」

  •  ペナルティがほぼ0になる。特別な召還のみ,5%のペナルティが生じる

  • 「防具属性多重付与」

  •  複数の属性を付与することにより,狩り場の選択肢の幅を広げる狙い

  • 「タンカーとしての役割向上」

  • 「クラス別CP調整」






【4】UIおよびシステムの改善






 まずは「双方向ソーシャルアクション」の導入。簡単にいうと,二人で行うエモートコマンドで,挨拶,ダンス,ハイタッチなどが現在検討中とのこと。使用時はターゲットを選択して行い,受けた側は「握手しますか?」などといった確認ウィンドウが表示されるシステムとなる。



 そのほか細かい部分だが,パーティを組んだままでのLoot方式の変更や,一度に登録できる進行クエストの数が,従来の26個から40位まで増加するとのこと。



















長期的なアップデート計画「Vision of Lineage II」









 上で紹介したフレヤは,比較的直近のアップデート情報だが,今回は,それとは別に,もっと長期的なアップデートの方向性がいくつか紹介された。実装されるのは大分先になりそうな雰囲気だが,どれも劇的な変更といってよく,ほかのMMORPGでも見たことも聞いたこともないようなアグレッシブなもの,ゲームの遊び方を大きく変えてくれそうなものばかりとなっている。





【1】World Olympiad

 別々のサーバーにいるキャラクター達が一堂に会して,リーグ戦やトーナメント戦などを行えるようになる。各サーバーはハードウェア的に分けられているが,そういったキャラクターデータをどのように移動させるかが気になるところだ。










【2】Dimension WAR

 World Olympiadをさらに一歩前進させたコンテンツとして,「サーバー間戦争」が企画レベルで現在進められている。これは1年前のオフラインイベントで要望を受け付けたもので,なんとかして実装まで漕ぎ着けたいようだ。もし無事に実装された暁には,ほかのサーバーから侵略軍が訪れるようになり,大きく盛り上がることは確実といえそうだ。

 さら城のモデリングを,物理的に破壊できるようにするといったことも現在検討中とのこと。敵の攻撃で壁が崩れたり,塔が倒れたりとダイナミックな戦闘が行われる。戦闘後に自動修復にはしない方針のようで,やられた側が修復していくことになりそうだ。



【3】New Battle Field

 今回紹介されたのはコンセプトアートのみ。全体としては20個所以上の狩り場が新規追加&リニューアルされる。範囲的には初心者エリアからボス用エリアまで,多岐にわたるとのこと。





【4】Awakening

 クラス別に20個以上の新スキルが導入。またクラス別に5個以上の“スペシャルスキル”が導入され,“覚醒”と呼ぶに相応しい能力が得られる。今回は8種類のスキルが紹介された。




  • 「キャプチャー」単に挑発するだけでなく,離れた敵を強制的に引き寄せる

  • 「スペシャル タンキング」タンカーがより強力に,仲間を守る方向へと特化

  • 「デュアル ウェポン」二刀流武器ではなく,両手にそれぞれ違う種類の武器を装備

  • 「ダブルキャスト」二つの魔法を連続して詠唱,戦略の幅が一気に広がる

  • 「多重召還」複数の召還ペットを同時に操作。操作のUIをどのようにするか悩み中らしい

  • 「ブラッドラスト バフ」スペシャルタンキングと同様,バッファとしての能力を促進。今後はバフが非常に重要になるとのこと

  • 「分身攻撃」その名のとおりの離れワザ。テストプレイ中にサーバーが落ちまくって大変らしい

  • 「ズームショット」拡大して弓を打つ。FPSでいうところのヘッドショットが可能?






その他の発表




 今回のトークセッションで目玉といえるのはフレヤとそれ以降のVision of Lineage IIである。だが,それ以外にも気になる情報が明らかになったので,最後に軽く紹介していきたい。





・「メインクラスとサブクラスを分離」

 過去のインタビューで「メインクラス/サブクラス入れ替えサービス」を予定している,との発表があったのだが,ユーザーからの反響をもとに,この企画を進めた結果,最終的に取りやめることになったという。極端な話,エルフの村にオークが出現する可能性があり,世界観への影響を懸念しているようだ。



 その代わり,現在のキャラクターからサブクラスを分離して,新たなキャラクターを作り出すという方向で検討が始まっているという。正直なところ,話を聞いていてもよく理解できなかったのだが,サブクラス部分だけが新しいキャラクターとして分離されるもののようだ。サブクラスだったものが,新しいキャラではメインクラスになるので,実質的に「これでいいでしょ」ということらしい。これはやっぱりエルフからオークが産まれる可能性があるということなのだろうか? 実装時期は2010年の早い段階,遅くとも2010年中に予定しているとのこと。












・「ブライダルサービス」のシステム化

 12月12日に実装したブライダルサービスは,すでに約200名からの応募があり好評な一方,運営サイドのヒューマンリソースを多く要し,数多くの案件をこなすのは大変とのことだ。現在はたとえば,柵や地面の飾りつけなどのオブジェクトを,すべて手作業で操作しているらしい。そういった部分をできるだけシステム化させ,ドレスや花束などのアイテムも整備したうえで,もっと手軽にできるような結婚式のトータルサービスを展開できれば,とのことである。










 今回のトークセッションで明らかになった新情報は以上である。リネージュII以外のイベント内容については,追って別稿にてお届けする予定だ。









# by Lineage2sonic | 2012-02-15 15:33 | Lineage2

「リネージュII」不正対策専門のチーム立ち上げを発表。運営活動方針を一部変更してGMチームを再編し,二つの新チームを設置(リネージュII~セカンドスローン フレヤ)







 エヌ・シー・ジャパンは本日(6月29日),MMORPG「リネージュII~セカンドスローン フレヤ」における運営活動方針の一部変更と,それに伴う新組織の設置を発表した。



 これまでリネージュIIでは,不正利用者の取り締まりを始めとした運営サービスを,GameMaster(ゲームマスター:以下,GM)チームが担っていた。しかし,今回の運営活動方針の変更によりGMチームを再編し,Fun Support(ファンサポート:以下,FS),Safety Protection(セーフティ プロテクション:以下,SP)の2チームを新たに立ち上げることになった。



 FSチームは,ゲーム内でプレイヤーと積極的に接する部門で,ゲームに関する相談やサポートをメインとしたチームとなる。ゲーム内に姿を現してプレイヤーとチャットしたり,一緒にパーティプレイをしたりといった,ゲーム内を盛り上げていくことが目的の,これまでプレイヤーから見えていたユーザーサポートに近い組織と言えるだろう。



 一方のSPチームは,不正利用者の調査や対策を専門的に行う,不正対策専門チームとなっている。これまでも本作では,GMチームによる24時間体制の調査/監視/対話が行われてきたが,不正利用者側もそれに対して対策を行うなど,いわゆるイタチごっこが続いていたようだ。

 SPチームは,この状況を受けて立ち上げられた部門で,GMチームの業務の一つだった“不正対策”を専門業務とするチームとなる。これによりSPチームは,プレイヤーへの直接的なサポートから切り離され,不正利用者の調査や巡回,FSチームやプレイヤーからの報告をもとにした対策に専念できるようになるわけだ。



 同様のサポートとしては,「ファイナルファンタジーXI」のスペシャルタスクチームが有名で,一定の成果を上げていることはご存じの読者も多いと思う(関連記事)。だからこそ,リネージュIIプレイヤーにとって,今回のGMチーム編成で,不正対策がどのように行われていくのか,その効果に期待したいところだろう。




「リネージュII」公式サイト





# by Lineage2sonic | 2012-02-15 15:32 | Lineage2

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